この度、2025年4月から国際人間科学部長・人間発達環境学研究科長に就任いたしました、佐藤春実です。 本学部は、2017年に発達科学部と国際文化学部を母体として誕生して以来、「協働型グローバル人材」の育成を目指し、「人間」を中心に据えた学際的かつ国際的な教育と研究を進めてまいりました。現在、卒業生の皆さまが、社会の第一線でその学びを生かし、多様な分野でご活躍されていますことを、大変嬉しく、また誇らしく思っております。 現在、学部・研究科では、より充実した教育・研究環境を整えるべく努力を重ねておりますが、築年数の経った建物や設備の老朽化といった課題にも直面しています。こうした状況のなか、卒業生の皆さまのご支援・ご協力が、学生たちにとって大きな励みとなり、より良い学びの場を実現する大きな力になります。もし学部の取り組みにご賛同いただけましたら、同窓会を通じた寄附・支援などの形で、現役学生たちへのエールをお寄せいただければ幸いです。 このホームページが、卒業生同士のつながりを深めるとともに、学部・研究科と皆さまとの新たな交流の架け橋となることを願っております。そして、同窓会の活動が、世代を超えて知恵や経験を共有し合う、あたたかなコミュニティへと広がっていくことを心より期待しています。 今後とも、卒業生のみなさまのご協力に感謝しつつ、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年6月
神戸大学国際人間科学部長・人間発達環境学研究科長 佐藤春実
2025年3月末で人間発達環境学研究科長を退任いたしました、近藤徳彦です。 2022年に、国際人間科学部長(2023年末まで)・人間発達環境学研究科長に就任して3年間、紫陽会の会員の皆様には学部・研究科運営への支援を賜りまして、この場をおかりし、お礼申し上げます。 国の経済状況悪化は、ご存じのように国立大学運営にも大きく影響しています。現在の大学運営は外部資金によるところが大きく、学部・研究科も同様な状況になっています。学部・研究科の構成員の活動により外部資金は増加していますが、それでも研究・教育にかけられる予算が法人化前と比較しますと大きく減少しています。 このような厳しい財政状況中でも、教職員で予算の遣り繰りを行い(先生方の研究費も限界近くまで削減しながら)、また、大学本部からの支援も得て、2026年4月には鶴甲第2の食堂がリニューアルされ、これにより明るい・多くの人に開かれたキャンパス作りを目指し、充実した学生生活の提供を目指しています。ただ、今後の学生・先生の研究教育環境の維持・充実には、学内だけの努力では限界が見え始めています。是非、この状況をご理解いただき、学部・研究科運営への更なるご支援をお願いする次第です。 退任の挨拶がこのような内容になり、本当に申し訳ございません。卒業生の皆様との連携をさらに深め、学部・研究科を陰ながら支えて行きたいと思っておりますので、今後とも、ご支援のほど、よろしく、お願いいたします。
令和7年6月
神戸大学人間発達環境学研究科 前研究科長 近藤徳彦
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